* 12月12日〜16日 熊が冬眠のため、穴にこもるころ *
どよどよした灰色の雲に、冷たい雨の降る暗い一日でした。
こんな日の私は頭も身体も重くだるい感じで、
冬眠さながら不活発になってしまいます。
今ごろ、トカゲや蛙などの変温動物は、仮死状態とも言える完全な冬眠中。
一方、熊や栗鼠などは疑似冬眠(冬ごもり)と言って、
眠りも浅く体温もあまり変化しないまま、
ねぐらで静かに冬を乗り切ろうとします。
熊の雌は、この冬ごもりの間に子どもを産んで育てるそうです。
ほとんど食事もとらない(とれない)ため、
秋にたっぷり食べて厚い皮下脂肪をつけておきます。
皮下脂肪といえば・・大学一年生のとき、必修の体育の授業で一年間、
体重と体脂肪率のグラフをつけてました。講師は以前全日本女子バレーの
トレーニングコーチをしていたそうで、「シェイプアップ・エクササイズ」
という名の講座は大人気。
受講希望者はその場で小論文を書かされ選別される・・という難関(?)を
乗り越え、約20名の一員になったのでした。
わざわざ毎週みんなの前で体重計に乗るという恥辱(?)に耐えつつ、
一年間のグラフを追うと・・
みごと秋から冬にかけては、どんなに気をつけても自然に体脂肪が増えやすい
ことが分かりました。体重に変化がなくても、痩せている人も、受講生の
ほとんどに表れていました。
冬の寒さから身を守ろうとする自然な働きなんですね。
身体はちゃんと冬仕様になるんだなあ・・と、冬になるたびにそのグラフを
思い出します。
寒さに体力をうばわれやすいこれからの季節、
皮下脂肪も敵とばかりは言えませんね。