* 12月7日〜11日 天地の気が塞がれ、真冬となるころ *
霜柱の立つ日陰に
黄色い銀杏の葉が雨のように降りしきっていました。
真冬の黄葉。
中国では、霜や雪を降らせる女神を
「青女(せいじょ)」と言いました。
美しい朝霜は、青女からの贈り物・・だそうです。
よく晴れた寒い夜に降りる霜。
翌朝のきれいな青空に、白霜がきらきら輝き
秋の名残りの黄葉が舞い落ちます。
陽気が「閉塞」して陰気に満ち、
身をこごめてひたすら耐える季節とされる冬にも
一瞬、ぱあっと胸が開いていくような
美しい景色が身近にある・・と思いました。