* 3月6日〜10日
土中に隠れていた虫が扉を開いて地上へ出てくるころ *
例年より約11日遅れで、今年も春一番が吹きました(3/5)。
でも啓蟄の今日はまた寒さが逆戻り。
三寒四温は春の特徴とも言えますが、
「春一番」の吹いた次の日は、必ず「寒の戻り」があるって
知っていましたか?
気圧と風の関係から当然の現象なのだそうです。
こよみを紐解いていくと、天文のさまざまな事象を
あらためて学び返すことにつながり、
太陽や月や星にかこまれた地球の存在に思いを馳せたりします。
小学生のころ、町の天文講座に弟と通っていて
大きな望遠鏡から覗いた金星や木星に驚き、感動し、
想像を超えた空間の中にある自分の不思議さを感じたことを
思い出しました。
ともするととても小さな世界や空間で働き、暮らしているような
気持ちになることもありますが、
広大なものにつつまれている実感を、こよみを通して思い返しました。
ひとりの生きものとして、体内にある自然への感受性を大切にし、
その扉だけは閉じないようにしておきたい・・。
小さな虫の出現に今までは悲鳴をあげていましたが、
なんとなく今年はそれほどイヤではなくなりそうな気がしています。